特別室22号室
リニューアル完成
スチームサウナ付き
登録有形文化材の
インペリアルスイートで
ととのう
この度、リニューアル工事中のためお休みしていた「特別室22号室」が完成しました。
22号室は三木屋の中で最も広く(106㎡)、昭和32年には高松宮殿下にご来臨賜った歴史を持つ、登録有形文化財である三木屋の中でも文字通り特別なお部屋(インペリアルスイート)です。
玄関に専用のホールがあり、入口からしてただの客室ではない雰囲気が漂っています。
重厚感のある書院造の和室は壁の補修程度で、床の間や床脇、杉板の天井など建築当時の元々の造りのままです。
大昔からある大きな一枚板の座卓も削ってメンテナンスした上でもう一度使っています。
玄関に使われている欅の板は、以前の踏み込みに使われていた大きな一枚板を分割し洗い出しの石床と組み合わせて設えています。
創業350年を数える三木屋の中でも、志賀直哉ゆかりの26号室と並んで歴史を有するお部屋であり、更新しながら大切な部分を如何に残して受け継いでいくか、常々考えていることではありますが特にこの部屋には気を遣いました。
洋室部分は床・壁・天井など全体的に以前と変わっているのですが、和室の雰囲気から違和感なく繋がりつつ天井にアールの形状が取り入れてあるなど、絶妙な和洋折衷のお部屋になっています。
設計は以前より継続的に改修をお願いしている設計事務所ケース・リアルの二俣公一さんです。二俣さんは普段はもっとモダンな店舗(たとえばスキンケアAesopのショップ)などのお仕事が多いのですが、当館のような木造旅館においても既存の建築に対する理解とリスペクトがあり、飾るというより不要なものを削ぎ落していくミニマルなデザインで、三木屋が考えるこれまでとこれからを表現していただいており、今回もこちらの思いをバッチリ形にしていただきました。
写真の一人用ラウンジチェアは二俣さんデザイン、制作は家具レーベルE&Y(三木屋の多くの家具を作っていただいています)によるもので座り心地が最高です。ここに座ってお酒を飲みながら寝る前の読書なんて最高だと思います。
ベッドの横には大きなライティングデスクもあり、最近流行のワーケーションも可能です。(大きな引き戸にはテレビが隠れています)
デスクの椅子は、天童木工から創立80周年事業として発表された二俣さんデザインのバックレスチェアです。こちらも座り心地がよく、前後どちらからでも座れる椅子です。
ベッドはセミダブルベッドをハリウッドツインスタイルで配置してあり、広々としています。
このように歴史を感じながらも快適に過ごしていただけるお部屋になっています。
このお部屋は水回りもデザインされ快適になっています。広い洗面室と浴室の仕上げはすべて御影石ですが、洗面室の床は床暖房になっているので冬でも快適。外湯めぐりが名物の城崎温泉では便利なタオルウォーマーも備え付けてあります。
浴槽は青森ヒバの浴槽です。青森ヒバには「ヒノキチオール」という独特の芳香を持った成分が含まれており、保温効果があり殺菌力が強い上に、ストレスを和らげ気持ちをリラックスさせる効果があります。
尚、お部屋の風呂のお湯は温泉ではなく通常の沸かし湯です。城崎温泉には浴槽制限というルールがあり、大きなお風呂を作ってお客様を囲い込むのではなく外湯を優先にすることで街全体が潤い、温泉街が廃れないようにするために、旅館内の浴槽の大きさを宿の定員に合わせて制限しています。この考え方から客室内のお風呂は温泉を使えないルールになっているのです。どうかご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
そして浴室内にはスチームサウナも付いています。スチームサウナの温度は45℃~50℃とそんなに高くなく湿度によって体を温めるので、お肌に優しくドライサウナが苦手な方でもお入りいただけます。10分×3セットも入ればかなり良い汗をかくことが出来るでしょう。
サウナ好きの方はヒバ風呂に水を張って水風呂にしておくとさらに楽しめるのでおススメです!
このお部屋の特典として、チェックイン時に冷蔵庫に入っているドリンクは無料になっております。
サウナ後に縁側でととのった後は、志賀直哉の小説「暗夜行路」に登場する日本庭園を眺めながらビールで喉を潤して、時間を忘れてお過ごしください。
たくさんのご予約をお待ちしております!
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