玄武洞公園リニューアル
ライトアップと特別プログラム
自然がつくり出す
圧巻の風景で
悠久の時を感じる
城崎温泉から車で5分ほどの距離にある玄武洞公園がリニューアル工事を終えて、9月1日よりグランドオープンしました。
玄武洞は約160万年前の火山噴火で流れ出た溶岩が固まって出来た柱状節理という地形で、国の天然記念物に指定されています。
玄武洞公園内には、玄武洞以外に青龍洞・白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞があり、今回はその中でもメインの2つ玄武洞・青龍洞と園全体のランドスケープが整備されました。
玄武洞は江戸時代の儒学者柴野栗山が命名し、名勝として知られるようになりました。玄武岩という岩がありますが名前の由来は玄武洞から来ています。
大正時代、志賀直哉も舟に乗って玄武洞に行っていますし、友人の里見弴は三木屋滞在中の志賀に「あの玄武洞は見たか?見たら感想を聞かせてくれ」というハガキを送っています。
また、城崎とゆかりの深かった徳富蘇峰は「玄武洞を観る」という文章を残していますし、俳人の河東碧梧桐は「かつて写真と絵画で見たポンペイの廃墟の一部がここに実現したような思いをして」と日記に書いています。
明治・大正期に城崎温泉を訪れる文人墨客たちにとって、自然がつくり出した圧巻の風景は憧れの場所だったようです。
城崎温泉の代名詞ともいえる、柳並木に太鼓橋が架かる大谿川の風景ですが、この両サイドの護岸には大正14年の北但大震災で大きく崩れた玄武洞の玄武岩が使われています。
とにかく城崎温泉とは切っても切れない関係の玄武洞ですが、この度リニューアルを記念して9月の1か月間、夜のライトアップが行われます。
期間中にはライトアップだけでなく、ミュージシャン坂本美雨さんのライブや豊岡演劇祭公式演目の「山月記」など、魅力的なプログラムが用意されています。
ぜひこの9月、玄武洞で自然の圧倒的なスケール感を実際に感じてください。
詳細はこちらをご覧下さい↓ 【リニューアルオープン】玄武洞公園では何ができる!? | 兵庫県豊岡市公式観光・体験情報サイト (toyooka-tourism.com)