豊岡演劇祭2022公式プログラム
「よるよむきのさき」
お食事をあじわう、よる
文学を俳優がよむ、
聞いて見てさらにあじわう、ひととき。
豊岡演劇祭2022が9月15日(木)~25日(日)の期間で開催されるにあたり、チケットの全国発売が8月4日からスタートしました。
三木屋は公式プログラムの一つ「よるよむきのさき」の会場として参加しています。
「よるよむきのさき」は飲食店や旅館で食事をお楽しみいただいた後、古典・文学作品を全国から選りすぐった俳優たちが読む(リーディング)するプログラムです。今回の豊岡演劇祭2022では公式プログラムフェスティバルプロデュースとして城崎温泉で5夜開催されるうち、三木屋では9月16日(金)に開催されます。
三木屋で文学と言えば「城の崎にて」かと思いきや、なんと!今回は日本最古の歴史書とされる「古事記」がテーマです。
三木屋の建物は昭和2年建築の木造3階建で国の登録有形文化財になっており、お客様にもよく「志賀直哉の時代にタイムスリップしたかのようでした」と言っていただくのですが、今回は100年どころではありません。天地の始まりからのお話が繰り広げられるわけですから、自分が今ここにいることを忘れてしまうような、不思議な時間・空間になるのではないでしょうか。今から楽しみで仕方ありません。
三木屋でのイベント概要は↓
・日時 9/16(金)18:00
・会場 三木屋
・リーディング作品:太安万侶編『耳で楽しむ古事記(ふることふみ)〜その1 天地初発〜』
現代語訳:橘雪子
出演:田中遊、広田ゆうみ・上演時間 お食事+リーディング:1時間45分程度
※17:30に開場、18:00までに会場へお越し下さい
※お料理を召し上がりいただいた後、リーディングをご覧いただきます・料金 お食事+リーディング公演:8,000円
「よるよむきのさき」の詳細はこちらをどうぞ↓ よるよむきのさき | お食事×文学×リーディング (tumblr.com)
ちなみに、志賀直哉「城の崎にて」は9/20(火)地ビールレストランGUBIGABUにて開催されます。
豊岡演劇祭は昨年も計画されていましたが新型コロナウイルスの拡大により、残念ながら中止を余儀なくされました。
豊岡演劇祭は、城崎温泉だけでなく、豊岡の市街地、海水浴場として知られる竹野、避暑地やスキー場として人気の神鍋高原など豊岡市の特徴的な7エリアに加えて、お隣の養父市・香美町も会場として、個性あふれる9つのエリアを巡りながら、多彩な舞台表現に触れられる演劇祭です。
公式プログラムには劇場で鑑賞する国際性の強い注目の演目もあれば、天然記念物の玄武洞や地域の神社など特徴的な会場を舞台にした演目もあり、中にはJR西日本の観光列車「うみやまむすび」と演劇を結び付けた演目など、地域とのつながりがとても重要視されています。
そして、ナイトマーケットや地域通貨の導入など、演劇だけでなく街全体を楽しむための新しい取り組みの実験の場所にもなっており、これをきっかけに城崎・豊岡の新しいファンが生まれてくれるのでは、と期待しています。
上記の公式プログラム以外に、公募で選ばれたフリンジプログラムが約60団体もあり、大道芸やストリートパフォーマンスなどかなり多彩です。今日は豊岡エリア、明日は城崎エリア、というように数日掛けて途中に観光もしながら演劇を楽しむのがこのイベント醍醐味だと思います。ぜひ自分なりの楽しみ方で豊岡演劇祭をお楽しみください。
イベントの詳細やご予約はこちら↓ 豊岡演劇祭2022 Toyooka Theater Festival | (toyooka-theaterfestival.jp)