城崎温泉の日々

「本と温泉」のこと

城崎温泉に来ないと
買えない本があるのを
ご存知ですか?

城崎温泉といえば志賀直哉の「城の崎にて」が有名ですが、志賀直哉が初めて城崎を訪れてから100年後の2013年に、もう一度町を文学で盛り上げたいという思いから旅館の若手メンバーで「本と温泉」というNPO法人を立ち上げ本を出版しています。これまで4冊が出版されているのですが、これが超!豪華メンバー揃いなのです。

第一弾 注釈・城の崎にて(志賀直哉・注釈:江口宏志)
第二弾 城崎裁判(万城目学)
第三弾 城崎へかえる(湊かなえ)
第四弾 城崎ユノマトぺ(tupera tupera)
(各作品とても特徴的なので別の機会に個別にじっくりとご紹介します)

万城目さんや、湊さんは作品がドラマや映画になるような有名作家さんですし、絵本作家のtupera tuperaさんはお子様がいらっしゃるご家庭には「かおノート」「しろくまのパンツ」などの絵本が必ず1冊はあるのではないでしょうか。

実は、これらの作品はすべて城崎温泉のみで販売されている「地産地読」の本なのです。それも温泉街の土産物屋や旅館、そして酒屋、写真屋など、本屋だけでなく町の色んなところで出会うことが出来ます。

現在累計で約50,000部発行されており、本がなかなか売れないといわれている現代において、しかも販売場所が限定されていながら、増刷を続け継続的に売れ続けています。

普段は城崎に来ないと買えないこれらの本ですが、実は現在、緊急事態宣言期間限定でオンライン販売が行われています。温泉街の商店への応援と自宅に居る時間が多い方に温泉気分を味わってもらいたいという思いからの限定企画です。

詳しくは本と温泉webサイトをご覧下さい。
https://books-onsen.com/

買いに来たいけどなかなか機会がなかったという方はぜひこの機会に購入いただき、温泉気分を高めてから実際にお泊りに来てください!城崎温泉でお待ちしています。

追記:上記のオンライン販売は兵庫県の緊急事態宣言解除に伴い、2月28日(日)で終了しました。