ECHO あしたの畑-丹後・城崎 2023.10.7-11.26
今年も開催
「彫刻と陶芸と建築」
須田悦弘・新里明士展
昨年に続き、京丹後と城崎を舞台にした食とアートのイベント「ECHO あしたの畑-丹後・城崎」 が期間10月7日(土)~11月26日(日)で開催されています。
今年も三木屋は会場の一つになっており、現代美術家・須田悦弘さん、陶芸家・新里明士さんのお二人の作品が期間限定で展示されています。
昨年、須田さんが志賀直哉の作品『朝顔』をモチーフに制作した彫刻を、志賀直哉ゆかりの客室「26号室」に展示しました。
今年は新里さんが、志賀直哉が長野県戸倉温泉に滞在して書いた『豊年蟲』を題材に制作した作品「蜉蝣(かげろう)」を、須田さんの『朝顔』と合わせて26号室に展示しています。
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26号室
須田悦弘、新里明士
創業から350年の歴史を重ねてきた日本旅館三木屋は、文豪志賀直哉が幾度となく逗留し、名作短編「城の崎にて」が生まれた宿。昨年、須田悦弘が志賀の著書「朝顔」から着想を得た作品を展示した志賀直哉ゆかりの部屋では、新里明士が創造の空間を引き継ぎ自身の手で生み出した陶磁器作品を展示する。
制作年 2023
素材 彫刻:木に彩色、白磁
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そして、高松宮殿下が滞在された歴史を持つ客室「特別室22号室」では、新里さんの新作「辰砂壷」と「光器」を展示しています。
今回のECHOのテーマの一つに丹(に)があります。丹とは硫化水銀つまり辰砂で、古代の埋葬などで重要な役割を果たしていた赤色顔料です。焼き物における辰砂は水銀ではなく、銅の化学反応によって赤色に発色した釉薬のことを指し、今回はこちらの銅の釉薬を使った作品です。
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22号室
新里明士
高松宮殿下も時を過ごした、2022年に改装された特別室22号室では、三木屋を育んだ地の風土を感じながら新里明士が新作を展示する。かつて芸術家たちが惚れ込んで通い続け、新たな芸術の源を生み出したことが現在の歴史と財産になっている城崎温泉の文化を、現代に甦らせようとする試みである。
制作年 2023
素材 白磁
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もちろん城崎だけでなく丹後会場でも、土地に根差したアートや食の楽しみが目白押しです。 鑑賞券の購入やシャトルバス乗車券の購入はHPのチケットページからどうぞ↓
ECHOーあしたの畑|ECHO TOMORROW FIELD ー Food and Art in Kyotango and Kinosaki (echo-tomorrowfield.com)
期間中、三木屋での展示は宿泊者限定の鑑賞となっていますが、11月1日(水)、22日(水)のみ一般公開します。
各回45分、定員10名の日時指定予約制となっています。ご希望の時間帯をご購入ください。
申込はこちらから↓ 「ECHO あしたの畑ー丹後・城崎」城崎温泉三木屋の一般鑑賞日時指定券 in兵庫 – パスマーケット (yahoo.co.jp)
城崎温泉・三木屋のご宿泊予約はこちら↓ 城崎温泉 三木屋 (kinosaki-mikiya.jp)
『城の崎にて』が生まれた志賀直哉ゆかりの宿を舞台に、須田悦弘と新里明士が建築と場所の歴史と対話を重ねた作品をぜひご覧ください。